企業コンプライアンス違反事例集【2018年】

2018年に発生したコンプライアンス違反事例集!

現在、実に様々な場所でコンプライアンス違反が発生しています。
企業などの組織はもちろん、国の行政機関や病院、さらに学校でも事例が報告されています。

コンプライアンスは、『人としての一般常識』まで定義に含まれる

コンプライアンスは、単に法律や法令を守れば良いという訳ではなく、『人としての一般常識』まで定義に含まれます。
つまり、悪気がなくても一般的な常識から外れた行為をしているとコンプライアンス違反になってしまうのです。

そこで、2018年にどんなコンプライアンス違反が発生しているのか?いくつかの事例をご紹介いたします。

なお、セクハラやパワハラもコンプライアンス違反に含まれますが、今回は「企業」で発生したコンプライアンス違反をご覧いただきます。

1.企業コンプライアンス違反事例集【2018年】

冒頭でも説明しましたが、コンプライアンスは「法令遵守」として訳されますが、一般常識まで含まれます。

ということは、連日のように報道される「痴漢やセクハラ」も立派なコンプライアンス違反。
さらに、残業を強要したり、部下に対して暴言を吐いたりなどの「パワハラ」もコンプライアンス違反になるのです。

上記のパワハラ・セクハラは紹介しきれないくらいの件数があるので、ここでは2018年に企業が起こしたコンプライアンス違反の事例集をご覧いただきます。

企業コンプライアンス違反事例集【2018年】

企業が起こしたコンプライアンス違反事例集 2018

2018年の1月から順にご覧ください。

2018年1月 サプリメント販売会社による医薬品医療機器法違反

効能がないのに「癌(がん)」などに効くなどとしてサプリメントを販売したサプリメント販売会社社長を医薬品医療機器法違反(未承認薬の広告の禁止)の疑いで逮捕。同社長は「売り上げにつながればいいと思った」などと容疑を認めている。

概要は、2015年1月~2017年10月にかけて、インターネット販売を中心に約3千万円を売り上げたとされる。
販売した錠剤の成分は主にミネラルで、健康被害は起きていないものの、ボトル1本を通常の2~9倍の1万円で販売していた。

以前からある手口の詐欺まがいの商売です。
癌(がん)に効果があると聞けば信用してしまいそうですが、価格を見れば怪しく感じますよね。

2018年2月 東レによるパッケージの誤表記

合成繊維メーカー「東レ」が販売する浄水器の交換用カートリッジの商品個数を誤認させるような表示がパッケージにあるとして、消費者庁から再発防止などを求める措置命令が出される。

対象となった浄水器では、本体商品とカートリッジ1個が入った箱と、交換用カートリッジが3個入った箱をセットにして販売。
つまり、カートリッジは本来なら計4個にならなければならない。

しかし、パッケージには本体の箱に「カートリッジ1個付」、交換用カートリッジの箱に「カートリッジ4個入り」という記載があり、消費者は合計5個入りと誤認してしまうことから指摘されたもの。

誤表記なので実質的な被害はないものの、それでも購入した人からすればあまり良い気分にはなりませんよね。

2018年3月 日本年金機構による個人データ入力ミス

日本年金機構で発覚した、約130万人分の年金受給額が規定より少なかった問題です。

受給者約500万人の個人データ入力を東京都内の情報処理会社に委託した。しかし、実際には情報処理会社が契約に反して中国の業者に業務を再委託していたことが判明。

そのため、年金機構と自治体とのマイナンバーによる情報連携の延期を決定。再委託した情報の中には、マイナンバー関連情報は含まれていないとしているが調査中とのこと。

この事例は知っている方も多いと思いますが、個人情報を取り扱う重要な業務であり、業務フローを整備していれば避けられた事例だと感じます。

2018年4月 ソニー子会社の役員による公費の不正利用

ソニーの子会社2社の取締役を兼任する3人が、不適切な交際費や出張費を支出していたことがソニーの内部監査で分かった。
3人はそれぞれ辞任している。

ソニーによると、3人は高額な接待や目的不明の出張を繰り返していたというが、実際に使われた額などは公表していない。

このような交際費や出張費の不適切な使用は度々発生していますが、人としてのモラルの問題。
そのため、今では多くの企業でコンプライアント対策の強化が進められているのです。

2018年5月 無印良品による商品説明表記ミス

消費者庁から「無印良品」のソファ用カバーに景品表示法違反があったことが発表される。

概略は、同社商品の「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」などの商品タグに「はっ水加工を施しました」と表示されていた。
しかし、実際の製品にははっ水加工は施されていなかったという。

同商品の生産工場を変更した際、はっ水加工は中止していたにも関わらず、社内伝達のミスによって商品タグなどの表示変更がされないまま販売を続けていた。

こちらも誤表記の事例ですが、社内伝達など人為的なミスを減らすためには業務マニュアルの指導徹底が求められます。

2018年6月 部品メーカー社員が販売前の新車の写真をインターネット上に掲載

インターネット上に発表前の日産自動車「リーフ」の新型モデル写真を無断で掲載したとして、取引先の部品メーカー勤務の30代男性を営業秘密侵害の疑いなどで書類送検。

男性は仕事で訪れた横須賀市の工場内で撮影しネットに投稿したが、発表前の車の画像は企業秘密に当たると判断され書類送検されてしまう。

インターネットに画像を添付する場合、著作権の侵害にならないのは基本ですが、企業情報の掲載も細心の注意が必要だと改めて実感させられる事例ですよね。

2018年8月 清水エスパルス社員によるチケット売上着服

サッカーJ1の清水エスパルスを運営する「エスパルス」社の元社員が、チケットの売上金など計約6700万円を着服。
この社員を7月末付けで懲戒解雇したと発表した。

元社員は2011年から同社に出向し経理業務を一人で担当。翌2012年から6年間、スポンサーからの協賛金や試合のチケット代を実際よりも少なく計上したり、物品代を水増ししたりなどして着服。遊興費や車、時計などの購入にあてていたという。

今年に入って後任の担当者が帳簿に不審な点を発見し不正が発覚。元社員は不正を認め約半額がすでに返済されたという。
同社の定期的な監査では元社員の不正は分からなかったことから、社内体制の強化を進めている。

会社のお金を何だと思っているのでしょうか?
なんとも自分勝手な事例ですがこの手の事例も頻繁に聞かれますが、経理を一人で担当しているケースは多いので、定期的に監査を行うなどの対策が必須ではないでしょうか?

2.まとめ

コンプライアンス違反といっても概念の幅が広いので、何がコンプライアンスに違反しているのか分からないこともありますよね。

ここでは、2018年に発覚したコンプライアンス違反のほんの一部をご紹介しましたが、企業のミスや従業員による不正行為が目立ちます。

また、痴漢やセクハラ、パワハラもコンプライアント違反になるため、実際に何件発覚したのか把握できません。

簡単にいえば「人としてやってはいけないこと」、それがコンプライアンス違反になるので、何事も常識の範囲で行動することが大切ですよね。

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